中国には現在3つの市場があります。香港市場の他に、上海市場が1990年、深セン市場が1991年に開設されました。1990年の上海証券取引所、91年の深セン証券取引所の開業は、中国証券市場発展の基礎となりました。これにより集中的な国債発行市場が形成され、93年「一級自営商制度」が制定されたことにより国債の流通市場も確立されました。

上海と深センの両市場で取引される株式は、「A株」と「B株」に二分されていて、中国の国内投資家専用がA株、外国人投資家向けがB株です。B株については、2001年2月から、外国人投資家だけでなく、国内投資家にも開放されましたが、中国では人民元が自由化されていないため外貨を保有することのできる人に限られています。A株はすべて人民元建てで取引され、上海市場のB株は米ドル建て、深セン市場のB株は香港ドル建てで取引されています。

中国経済は日本やアメリカなどが景気低迷する中、人件費の安さ・昨今の技術の安定性に注目され、「世界の工場」として急成長してきました。それにともない、中国株も「バクチ株」から「業績株」の時代へ移行してきたといえます。

中国で儲ける方法としては売買益で儲ける方法と長期保有を前提として儲ける方法があります。中国には経済成長に伴い、株価上昇の期待ができる銘柄が多いのです。中国版ソニーやホンダを安いうちから購入しておけば、10年後には魅力的な運用益が見込めるでしょう。

そして中国企業は株主を大事にする企業が多く、高配当や株式分割をして投資還元します。株式分割されて株価が買値以上になれば何倍にも投資効果が現れます。

投資家達が投資をする際に一番注目することは何でしょうか?それは高度成長が見込まれる国へ投資活動を行うことです。

中国には、2001年のWTO加盟やAPEC開催などにより、海外からの注目が集まっていますが、中国での2008年北京オリンピック開催は、東京オリンピック時の日本同様またはそれ以上の経済効果が期待できるため、ますます世界中から中国が注目されています。それに伴い、中国株の変動を見逃すわけにはいきません。発展途上国におけるオリンピック開催はその国の経済成長を想像以上に高水準にするにでしょう。
中国株はまだまだ投資効果が見込めることは間違いありません。

このようにまだ成長の発展途中である中国は、今後「間接投資の場」としてもますます注目されるに違いありません。しかし中国株を運用する際には、日本を始めアメリカやヨーロッパなど先進諸国の株式投資の常識が通用する点・しない点があることに注意しなければなりません。
日本と中国の投資環境の違い、またどんなところに留意しなくてはならないのかなど、中国の証券市場を理解することが大切です。